美容室で接客中、笑顔の裏で何を考えてるか。お客様には絶対言えないけど、同業者と話すと「分かる!」と全員が頷く本音があります。
今回は、現役・元美容師に共通する 客には絶対言わない本音 10 個 をまとめました。美容業界の方は「これ、私も思ってる」と頷きながら読んでもらえるはず。お客様側で読んでも、美容師の心理が垣間見えて面白いと思います。
1. シャンプーで腰がやばい、特に大柄なお客様の時
シャンプー台に背中を 30 度傾けながら、両手で頭皮をマッサージする姿勢。腰への負担が半端ない。1 日 10 人シャンプーした日には、腰が悲鳴を上げる。
特に体格の良いお客様の場合、頭の重さを支えるのも一苦労。「もう少し腰浮かせてもらえると…」って言いたいけど、リラックスしてもらいたいから言えない。整形外科行った美容師、たくさんいる。
2. 「お任せします」が一番困る
「今日はお任せで」と言われると、内心ドキッとする。「カット 5cm くらい」「明るめのカラーに」とか、ある程度方向性指定してくれる方が、絶対イメージ通りになるし、後でクレームになりにくい。
本当の「お任せ」は信頼の証だけど、「どうしてくれるの?」と確認しても「何でも」と言われ、結局施術後に「思ってたのと違う」と言われたら…。「お任せ」と「思ってたのと違う」は紙一重。
3. 指名取れない時のメンタル、SNS は地獄
スタイリストデビューしたばかり、指名 0 の日が続く。先輩スタイリストには指名が殺到、自分は雑用ばかり。
休憩中に Instagram を開けば、同期が「今月指名 100 人達成!」と投稿してる。SNS が地獄。家に帰って自分の Instagram を見て、フォロワー数の少なさに泣く夜もある。
指名取れない時期は、誰でもある。でも、その時期に何人が業界を辞めるか考えると、もっと話せる場所が必要だと思う。
4. ハサミ高くて自腹、月 3 万円消える
美容師のハサミは、安いもので 2-3 万、本格的なものは 10 万円超。これを 2-3 本揃えて、定期的にメンテナンス。アイロン、ブラシ、コームも全部自腹。
月収 20 万円のアシスタント時代、給料の 15% が道具代に消える。「これ、給料から引き落としすぎじゃない?」って業界に入って気づく現実。
5. 練習会が休みの日にある問題
平日は朝 9 時から夜 9 時まで仕事。週 1 の貴重な休みが「練習会」で潰れる。技術磨くため、と言われると断れない。
練習会のモデル探しも自腹。SNS で「練習モデル募集!」と投稿して、知り合いに頼んで来てもらう。来てもらった人にはお礼で食事代を出す。結局休みも金もない。
6. 染料で手が荒れる、薬剤の匂いで頭痛
毎日カラー剤を使うから、手がガサガサ。冬は特にひどくて、ハンドクリーム塗っても追いつかない。
パーマ薬剤の匂いで頭痛になる日もある。換気の悪いサロンだと特に。妊娠中の美容師は薬剤を扱えないから、休職か離職か選択を迫られる。身体への負担、業界全体で考えるべき問題。
7. ノルマきつい、トリートメント売らないと詰められる
カット代だけでは利益が出ないから、店販品(シャンプー、トリートメント、ヘアケア)の売上ノルマがある。1 ヶ月で 5 万円、10 万円といったノルマ。
達成しないと店長に詰められる。「お客様に必要な提案ができてない」と。でも、「3 万円のシャンプー」を毎回提案するの、お客様に嫌われない?と内心思いながら、ノルマのために言う日々。
8. オーナーの気分で予定が変わる
個人店だと、オーナーの一言で休みの予定が変わる。「明日急に来てほしい」「来週の連休なし」。文句言うと「やる気ないなら辞めれば?」。
友達との旅行、家族の行事…全てキャンセルしたことが何度あるか。「個人店は人間関係次第」と業界ではよく言われる。
9. お客様の遅刻 30 分、次の指名に影響
12:00 予約のお客様が 30 分遅刻。13:30 から次の指名。待ってもらうと申し訳ないし、急いで施術するとクオリティが落ちる。
「遅れます」の連絡もなく、当然のように遅れて来店。次のお客様に「もう少しお待ちください」と謝罪するのは私。「予約時間守って」って言いたいけど、言えない。
10. 結局、口コミで全てが決まる業界
どんなに技術があっても、ホットペッパービューティーの星 1 つで集客が終わる。一度 SNS で炎上したら、サロンごと終わる。
「お客様は神様」じゃないけど、「口コミは神様」。クレームが怖くて、本来言うべきアドバイス(「市販シャンプー使い続けるとよくないですよ」など)を言えない。これが業界の闇。
美容師は感情労働の最前線
10 個の本音、いかがでしたか。お客様の前では「素敵な髪型になりましたね!」と笑顔でも、心の中では別のことを考えていることがあります。
美容師の離職率は 業界平均で 70% 超え と言われています。3 年以内に辞める人が多い。技術だけじゃない、感情労働の負担、給料の低さ、休みの少なさ…色んな理由が重なって。
だからこそ、同業者と愚痴を吐き出せる場所が必要。「指名 0 だった日、どう乗り越えた?」「ノルマきつい時、どうしてる?」と本音で話せる仲間がいるだけで、業界に残るモチベーションが変わります。
グチトモは、そんな美容師の本音を吐き出せる場所。匿名だから、サロンの愚痴も気兼ねなく書けます。今日のあなたの本音、誰かが「わかる」と頷いてくれるはず。